問題のシグナル
メンタルヘルスとは「心の健康」のことですが、肉体的な病気と同じく、「早期発見・早期改善」が重要なキーワードになります。そして、この早期発見を実現するために求められるポイントが、「変化(シグナル)を捉える」という観点です。これらのシグナルを見逃してしまうと、メンタルヘルスに問題を抱え「うつ病」など心の病気を発症する恐れもあります。
よって、上司であれば部下のシグナルを見逃さないこと、担当者自身が自分のシグナルを意識しながら対処することが重要になってきます。ここでは、ラインケアの観点(周囲が気が付くシグナル)と、セルフケアの観点(自分で気付くシグナル)の一部をご紹介します。
ラインケア:14のシグナル
- 1.笑顔が少なくなる
- 2.口数が少なくなる
- 3.失敗が増える
- 4.「退職したい」と言い出す
- 5.忘れっぽくなる
- 6.元気がなくなる
- 7.勤怠問題(遅刻、早退、欠勤)が起こる
- 8.泣き言をいう、すぐに泣く
- 9.能率(パフォーマンス)が低下する
- 10.1人でいることが多くなる
- 11.仕事が手につかず、ボーっとしている
- 12.出社しても席にいないことが多くなる
- 13.連絡が取れない
- 14.「死にたい」、「いなくなりたい」などと言う
セルフケア:15のシグナル
- 1.最近、イライラすることが多い
- 2.仕事でのミスが増えている
- 3.人と話すのが億劫だ
- 4.最近、寝付けなかったり、熟睡できなかったりすることが多い
- 5.仕事に集中できない
- 6.突然、悲しくなることがある
- 7.疲労感が抜けない
- 8.休みの日に外出するのが億劫である
- 9.何か不安感を感じる
- 10.酒の量が増えている
- 11.胃が痛い
- 12.内臓に異常がないのに、最近、お腹の調子が良くない
- 13.心臓に異常がないのに、動悸、不整脈が出る
- 14.食欲がなくなった
- 15.笑わなくなった